【読書ログ】読書の秋に読んだ本(第二弾)/ハタラクオトメ・まずはこれ食べて

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前回、「読書の秋 第一弾」として、桂 望実さんの『総選挙ホテル』について記事を書きました。その後も時間を見つけては、読書に勤んでおります◎

 

今回は、「読書の秋 第二弾」!として、maaが読んだ2冊の本について紹介していきます。

 

前回の記事はこちら ↓

maa--22.com

 

目次

 

 

◎ハタラクオトメ | 桂 望実 著

またまた桂 望実さんの本!本の装丁がどれも可愛くて、ついつい手にとってしまいます♡

人間関係が円滑になる方法も学べる

maaは目の前の人に「優しい言葉」を掛けられる人になりたいと常に思っています。優しい言葉と言っても、どんな時でも・何があっても肯定することではなく、悲しい気持ちの時にほんのり心が温かくなる言葉とか、怒っている時でも「この人と話していたら、考えるのが馬鹿馬鹿しくなってきた」など、気持ちの切り替えができるような言葉掛けをしていきたいと考えています。(意識をしていても本当に難しい…)

 

この本の主人公「ごっつぁん」は、私が理想とする言葉掛けができる人です。

 

たくさんの良い言葉掛けの中でも、チームに貢献できていない自分を責めるごっつぁんの後輩、亜衣に対して掛けた言葉が今回特に印象に残りました。

「亜衣ちゃんが、そこまで真剣にチームのことを考えてくれてるの、嬉しいよ。(省略)でもさ、肩に力が入り過ぎると、いいアイデアは生まれないって、佐奈江先輩が言ってた。だから、この三段腹で笑って。そんで、肩から力、抜いちゃって」

出典:桂 望実『ハタラクオトメ

 

周りの気持ちをほぐすためには、自分の身体(ごっつぁんは、食べることが大好きな愛くるしい体型なのです☺️)を何なりと使うことができる。優しい言葉掛けだけでなく、くすっと笑えるようなことも言える、そんなごっつぁん先輩に「私もお供します」と言いたくなります。

 

主人公「ごっつぁん」と個性豊かな登場人物との関係に、お仕事に対する考え方だけでなく、人間関係が円滑になる方法も学べる、そんな小説でした◎

 

北島真也子、OL。157cm、100kgの愛くるしい体形ゆえ、人呼んで「ごっつぁん」―。中堅時計メーカーに就職して5年が過ぎた彼女は、ひょんなことから「女性だけのプロジェクトチーム」のリーダーに。任務は、新製品の開発。部署を超えて集められた5人と必死に企画を立てるも、その良し悪しを判断される前に、よくわからない男社会のルールに邪魔される。見栄、自慢、メンツ、根回し、派閥争い…。働く女性にエールを送る、痛快長編小説。

 

◎まずはこれ食べて|原田 ひ香 著

表紙にあるような素朴な料理が、なんだかんだ一番美味しいよね〜◎

今後の生き方や働き方について考えさせられる

この物語の結末が予想していなかった内容で(ほっこり系かと予想していた)、そこに驚きもありましたが…。maaとしては、素朴でだけれども心も身体もほぐれて元気になる料理と、それを作る家政婦の筧(かけい)みのりさんの包容力のある人柄に魅力を感じました。

 

「彼女※が来てから作業効率が上がり、仕事がはかどっている気がする。いつも掃除が行き届いていて、よけいなものがない部屋というのは心が安らぐものだ。シャワーに入っても風呂場に変な黒ずみが付いていたりしないのがいい。」

※彼女:筧(かけい)みのり

出典:原田 ひ香『まずはこれ食べて

という描写が作中にあるのですが、これは最近ちょうどmaaが考えていたこと。

 

産前休暇に入って数週間。お休みに入るまでは、夫婦共働きフルタイムで働いており、「仕事:8、生活:2」くらいの比率で生活をしていました。もちろん、仕事は(楽ではないけど)苦ではないし、職場で出逢う方々との関わりに楽しさを見出していたのも事実ですが…。

 

体力のボルテージが限界まで下がった状態で帰宅する日が多くあり、そこから細かい家事など到底できず…。ちょっとした水垢やほこりなどは見て見ぬふりをしていました。

 

産前休暇に入り、時間を見つけては掃除をするようにしたら…幸福度が爆上がり。仕事などで得られる喜びや楽しさとはまた違う、掃除をして得られる爽快感や達成感が心地いいと感じるようになりました。綺麗な環境に身を置くことが心を落ち着かせることになるとは、あくせく働いていた日々からは想像もつきませんでした。

 

そんな気づきを得た中で読んだこの小説。今後の生き方や働き方について、今一度考えていく必要があると感じたmaaでした◎

池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。

不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。

そんな状況を改善しようと、社長は会社に家政婦を雇うことに。

やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて――。

現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。

 

〜今回読んだ本〜

 
 
 
 
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