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長く苦しめられた暑さが少しずつ落ち着き、過ごしやすい気候になりました。そんな今年の秋は、もっぱら「読書の秋」にしようと密かに企んでいます。読書の秋、第一弾。(続くかはmaa次第)今回は、桂 望実さんの『総選挙ホテル』を読んでみました。
ある中堅ホテルを立て直そうと、外からやってきた変わり者の社長が提案したことは「総選挙」! そう、ホテル内の従業員の配置を“選挙”で決めるという斬新な人材シャッフル案でした。しかもそれだけに
終わらず、管理職の選挙まで!果たして従業員の反応は? 今の日本の働く環境の閉塞感を打ち破るお仕事小説。さまざまな年代の男女が抱え働く悩みに答え、働くことの意味、働くことで成長できる喜びを読書で味わえる、お仕事エンタメ作品。
仕事への悩みが解決できるかも…?
『総選挙ホテル』は、映画化されベストセラーとなった『県庁の星』の作者である桂 望実さんが書いた本で、2016年に発売されたそうです。
今このタイミングでこの本を読んでみようと思ったのは、ただただ表紙のイラストが可愛かったから。(インスピとも言う)
そして内容紹介を見てみると、今の私が抱えている仕事の悩みがちょっとでも軽くなるのでは…?そんな期待を込めて決めました。
琴線に触れた言葉
「どんな仕事でもキラキラなんてしてないのよ。しんどいことばっかりよ。そういうしんどいことだから仕事になるんだしさ。あんまり期待しないことね、自分の未来に。だけどそんなに悲観する必要もなくてね、地味な生活の中にも笑ったり、嬉しいことがあったりするもんなのよ。」
出典:桂 望実『総選挙ホテル』
「仕事の楽しみは?」と時々聞かれる機会があるのだけれども、その時にいつもどう答えて良いのかわからず曖昧な返答しかできていなったのが心残りで…この言葉に触れて、「これが私の言いたかったこと!!」とスッキリしました。
「服を選んでお化粧をして、家を出てここに来るでしょ。そうするとホテルのあっちこっちでドラマが起きているでしょ、そういうのに登場人物の一人として私も参加している気がするの。」
出典:桂 望実『総選挙ホテル』
ホテル巡りが趣味な私ですが、登場人物の一人として参加することをホテル巡りの楽しみにするという発想は無かった…(笑)どんなことからでも楽しみを見つけられることも一つの才能だなと感じました。
「上司が完璧じゃ下は大変ですよ。ダメなところとかあってくれた方がこっちは楽ですよ。」
出典:桂 望実『総選挙ホテル』
そうなんだよな〜。自分の中では完璧な先輩でいなくちゃと思ったりすることもあるのだけど、そもそも「完璧な先輩」ってなんだ?って。
きゃりーぱみゅぱみゅさんもこちら ↓ のコラムで同様のことを書いていました。
でも、「弱音を吐いてくれるリーダーこそ、みんなついていきたくなりますよ」と、誰かに言われたことがあります。
出典:hanako.tokyo
きゃりーぱみゅぱみゅ さん程の方であっても同じようなことで悩み(もちろん悩みの大きさは違うと思うけど)、もがきながら人生を歩んでいっているんだと思ったら、ふっと肩の荷がおりました。
自分自身で可能性を狭めていた
私自身、「自分はこれが苦手だ」「これが不得意だからやめておこう」と自分の力量を勝手に判断して、勝手に無理と決めつけてしまう節があります。
この物語では、
●清掃員→ウエディングプランナー や
●調理員→ベルボーイ など
全く異なる職種の人材シャッフルを行うことで、初めは戸惑いつつも、自身の新たな一面に気づき、イキイキと活躍している様子が見られました。
このことから、自分にも他人に対しても可能性を広げることに考えをシフトしていけたらなあとポジティブな気持ちになれました☺︎
以上、総選挙ホテルを読んだ感想でした。((((ホテル巡りしたい欲MAXで終了)))
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